【那須烏山】烏山商店会連合会(阿相光郎会長)は3月5日まで、「城下町からす山の雛めぐり」を開催している。33店・団体が参加し店頭や玄関にひな人形を展示。中には亡き父が大切に保管してきた明治・大正期のひな人形を飾る店も。2日には市民グループが和服姿で各店を巡り歩く催しも企画しており、雛めぐりで地域活性化を図る。
阿相会長によると、東日本大震災の津波により東北地方の漁師の街では代々受け継がれてきたひな人形が流されたことを知り、犠牲者の供養と女の子の健やかな成長を願う意味も込め、地域活性化と合わせて今回初めて企画した。
江戸期の乾物屋時代から6代目となる店主の岡田善朗さん(55)は「7人兄姉の末っ子だった父が、幼くして亡くした母や、遠くへ嫁に行った姉の思い出として3組ほどのひな人形を大切に保管していた。それが残っていた」と説明。
その上で「父には娘ができなかったので、ひな人形を箱から全部を出して飾ったのは初めて。父は昨年11月に81歳で他界したが、生前に雛めぐりをやれたら喜んだと思う。人形を多くの人に見てほしい」と話す。
一方、市民グループ「街に賑わいを興す会」は2日、和服で雛めぐりする催しを開く予定で、今月25日まで参加者を募っている。当日は午前10時出発(着付け希望者午前9時集合)。会費1千円(抹茶またはコーヒー、ケーキ、写真代)。参加希望者は同会電話0287・88・9624。雛めぐりの問い合わせは、那須烏山商工会電話0287・82・2323。